生涯現役・親睦第一・勝敗第二のサッカー活動を通じて、健康で楽しくサッカーができるクラブです。
私のサッカー 〜ローマは１日にしてならず〜
城 智雄
ローマは１日にしてならず！ 毎日ルーテル学園でサッカーが出来るのは、藤野先生の永年の人徳のお蔭と感謝しております。 想えば、昭和３０年ごろ、北部中の中山亮先生のお世話で教員団のセンターハーフを務めたこともあります。 ＫＯＫの会長をしておられた永井先生は、ウィングをしておられ、ドリブルの速さは今も忘れられません。 その頃、近所の若者を集め、駄野原クラブを作り、県リーグに参戦しました。 その頃は、県には９チームしかなく緒方さんが初めて試合に出ても球にも触ることは出来ないと言われましたが、 相手は足が速いぞと、教員団を慌てさせ、１対３と善戦しました。 ４０歳になり、鹿本高校校長の竹原先生と鹿央スプリンターズを作りました。 教員ＯＢとの試合では、選手が足りず、熊大１年の智修と、中３の竜二、中１の祐万と親子４人で出場したら、祐万が得点し勝利を得ました。 遠山先生がびっくりされ、トレセンに入れたので、高１で日本代表となりシンガポールに遠征し、住金の選手からコーチ、 現在は、事業部営業担当課長で、この前は小笠原選手など３人を連れ遊びに来ました。 去年テレビを見ていたら準決勝で熊本ユナイテッドと対戦した鹿島アントラーズジュニアのキャプテンは、孫のレオナでした。 中１になり１００メートルは、１１秒で走ります。 ＫＯＫの試合では、守山大会の時、大阪に４対０で勝ちましたが、 山本先生がキャプテンマークを外され、私に渡され、思いやりのある優しい心に感動しました。 ねんりんピックでは、京都は強く熊本は敗れましたが、京都は四国に敗れ何故だろうと尋ねると、四国の時は、補欠メンバーを全員出したそうです。 “一将功成って、万骨は枯る”勝利のはかなさより、チームの和を重んじる京都チームの心の広さは、素晴らしいと思います。 時の流れとともに、自然が恋しくなり、今年は新しい方法で５０アールの畠に自然薯を植えました。 来年は、１ヘクタール以上作る計画で大変ですけど、毎日山芋とろろを食べる喜びと、 鹿島アントラーズをはじめ全国の友達に送るのを、夢見て働いております。藤本君との思い出
金田 一美
今日１１月１４日は藤本君の２回目の命日になる。ようやっとで藤本君とのサッカーの想い出を書く気になった。
ねんりんピック茨城２００７サッカー交流大会（11/10〜11/12）を３位の成績で終えて、
１１月１３日に羽田から熊本への帰路の飛行機の中で最悪の事態が起きた。
藤本君が熊本まであと３０分とアナウンスが流れた直後に突然に意識を失くした。
それまでは雑誌や新聞を読み、隣の人と雑談をしてなごやかに大会を満喫していたのが急に大きないびきをかき眠ってしまった。
隣や後ろにいた仲間が「藤本君、どうしたんだ」と声をかけ、機内にいた看護師さんが応急措置をしてくださった。
飛行機が着陸して、すぐに熊本赤十字病院に運ばれたが、１４日の午前１時４０分に脳梗塞でとうとう帰らぬ人になってしまった。
迎えに来られた奥さんは呆然とされた。残念で仕方がない。藤本君とはその年の４月にＫＯＫに同時に加入したからである。
４月に西日本ＯＢサッカー大会が淡路島で開催された時も一緒に参加した。大会第一日目の出来事がある。
北里君、藤本君と３人で試合前の練習をしていたときに肉離れを起こすアクシデントで救急車で運ばれ、先輩の中村建一さんの奥さんにお世話になった。
福山にいる息子さんがその後の面倒を見てくれ、本人は福山から新幹線を乗り継ぎ、体１つで帰宅した。
初めての大会の試合には出る事なく終わってしまった。ユニホーム等の荷物を持って帰り自宅に届けた。
本人いわく・・・「練習不足だ」。ＪＲに臨時として勤めているから十分な練習が出来ていない。
時々犬を散歩に連れて行ったとき、中学校でボールを蹴っても十分な練習にはならない。
夏季や秋季大会、福岡との交流試合の前には電話をして、練習をしているか、体重を減量しろ、少しは走っているか、
暇があれば月に１回程度はＫＯＫの練習に出て来いよと声をかけた。
本人は新幹線の工事が夕方や夜間に集中していたので練習もままならなかったようだ。
子供の面倒を見なくても良いので無理に働かなくてもいいだろう。奥さんと二人で旅行でもして癒して来いよ、と言ったことを思い出す。
藤本君が好きだったのは酒もだが、特にタバコが好きだった。タバコを手から離すことはなかった。
大会で泊りの時に部屋が一緒になれば、「タバコ吸ってもいい」と言って、こっそりと吸い、タバコ中毒ではないかと思うほど吸った。
あっという間に２年が過ぎた。遠い天国の青く広いグランドで一生懸命に汗をかき、楽しくボールを蹴って点を入れて喜んでいることだろう。
私もいつまで続くか分からないが、楽しく愉快にサッカーを楽しめたらいいなあと思っている。