生涯現役・親睦第一・勝敗第二のサッカー活動を通じ人生の生き甲斐を満喫する60歳以上のサッカーチームです。
サッカー・フットサル以外の分野にも目を向ける −第133号−
技術レベル:★☆☆☆☆ サッカー・フットサルの上達のヒントというのは、色々な所にころがっています。 サッカー・フットサル以外の分野から上達のヒントを得るということも、よくある話です。 例えば、日本代表の岡崎慎司選手。 岡崎選手は、特別テクニックが高いわけでも、身体能力が高いわけでもありません。 清水エスパルス入団当時は、9人いるFWの中の8番手だったそうです。 「何か自分の武器を持たなければ・・・」と考えた岡崎選手は、スタートダッシュを身に付けるために、陸上短距離の杉本龍勇氏に指導を仰ぎました。 その後の岡崎選手の活躍は目覚しく、抜群のスタートダッシュ力を活かし、DFの裏を取る動きでゴールを量産しました。 岡崎選手の場合は、技術面ですが、その他の面でも、他分野からヒントを得られることがあります。 例えば、高校サッカーの強豪 流通経済大柏高校サッカー部の本田裕一郎監督。 孫子の兵法をサッカーの戦術に活かしたり、「ザ・ゴール」という経営書をチーム作りに活かしたりと、実に様々な分野の知識を、サッカー指導に取り入れています。 また、日本代表の長谷部誠選手も、ベストセラー小説、ビジネス書、哲学書、文学、スポーツなど、様々な分野の本を読むそうです。 以前スポーツ雑誌「Number」に載っていた話ですが、日本代表の遠征中、長谷部選手が、本田圭祐選手のカバンの中に「白洲次郎」の本が入っているのを見つけ、意気投合したそうです。 白洲次郎氏は、戦後の日本でGHQと堂々と渡り合い、「従順ならざる唯一の日本人」と言われた人物です。 海外で戦う彼らにとって、白洲次郎氏のメンタルは、大きな学びになっているのでしょう。 このように、一流のプレーヤー・指導者は、サッカー・フットサルにとどまらず、様々な分野に視野を広げて、上達のヒントを得ているのです。 私も、サッカー・フットサルにおける目標設定をする時、他分野の知識を活用しています。 私が参考にしているのは、経営コンサルタントである神田昌典氏の目標設定方法です。 どんな方法か簡単に紹介しますと、まず「自分のやりたくないこと」をリストアップします。 やりたくない事を明確にすることで、「本当にやりたいこと」が見えてくるというものです。 そして、「本当にやりたいこと」をもとにして立てた目標を紙に書き、それをいつでも見られるように持ち歩く、という方法です。 シンプルですが、非常に効果的な方法のため、ずっと使い続けています。 <非常識な成功法則 神田昌典著> 「サッカー・フットサル以外の分野」と聞くと、まず思い浮かべるのは、サッカー・フットサル以外の「スポーツ」ではないでしょうか? 岡崎選手も、陸上競技からヒントを得ていました。 また、一流アスリートが書いた本を読み、その考え方を学ぶ、という方法もあります。 もちろん他のスポーツでもいいのですが、当メルマガの読者には、もっと視野を広げていただきたいと思います。 本を読むのであれば、スポーツに限らず、ビジネス書や他の趣味の本などからも上達のヒントを得ることができます。 例えば、経営者の書いたビジネス書からは、チームをまとめるマネジメント法や、難局を乗り切るための考え方、成長し続けるための習慣などを学ぶことができます。 他の趣味の本からは、練習をマンネリ化させないヒントなどを得ることができるかもしれません。 どんな上達のヒントを得られるかは、その人その人によって異なりますが、必ず得られるものはあるはずです。 サッカー・フットサルをやっているから、その分野の知識、情報だけを集めればいい、というわけではありません。 冒頭でも紹介したように、一流のプレーヤーや指導者は、様々な分野の知識を取り入れ、サッカー・フットサルに活用しています。 色々なことに興味を持ち、常に「何かサッカー・フットサルに活かせないかな?」というアンテナを張っておくこと。 それが、上達し続ける秘訣でもあるのです。 上達には、「自分で考え、実践する」ことが不可欠!! この情報を、自分で考える上でのヒントにしていただければ幸いです(^−^) ←前の記事に <サッカー上達法・目次>にもどる 次の記事に→