生涯現役・親睦第一・勝敗第二のサッカー活動を通じ人生の生き甲斐を満喫する60歳以上のサッカーチームです。
自分を見つめ直す時間を持っていますか? −第151号−
技術レベル:★★☆☆☆ 突然ですが、あなたは、サッカー・フットサルの上達には、どんな活動が必要だと思いますか? 練習すること? 試合経験を積むこと? 試合観戦で研究すること? 戦術の勉強をすること? こういったことは、もちろん必要です。 あなたも、これらの活動に日々取り組んでいることでしょう。 私は、こららの活動と同時に、もう1つ必要なことがあると考えています。 それは、『自分を見つめ直すこと』です。 意欲の高い人ほど、しっかり練習メニューを決め、毎日それらを消化していきます。 例えば、こんな風に、 日曜日・・・試合 月曜日・・・オフ 火曜日・・・ランニング10km 水曜日・・・ボールを使った個人練習1時間 木曜日・・・筋トレ 金曜日・・・ナイター練習(実戦練習) 土曜日・・・ボールを使った個人練習1時間 そして、1ヶ月も続けていると、このサイクルが習慣化してきます。 習慣化するということは、「それをしないと気持ち悪い状態になる」ということ、つまり継続できるということです。 「継続」は上達に不可欠の要素ですので、非常に良いことなのですが、ここで1つ懸念が出てきます。 それは、手段が目的化してしまうことです。 つまり、「毎日の練習メニューを消化すること事態が目的になってしまう」ということです。 すべての練習は、試合で活かすために行います。 技術練習は、試合で思い通りにボールを扱うために行います。 ランニングは、試合終了までパフォーマンスを落とさずプレーするスタミナをつけるために行います。 筋トレは、試合で相手との競り合いに勝つため、より正確な技術を発揮するため、そしてケガ防止のために行います。 実戦練習は、試合に向けた予行演習です。 プレーを続けていく中で、あなたの技術、フィジカル、経験は、日々変化していきます。 練習が試合のために行うものである以上、練習メニューも、あなたの現状に合わせて見直す必要があります。 現状を見直し、技術を高める必要があるのなら、ランニングや筋トレの時間を削り、技術練習を増やす。 現状を見直し、スタミナを高める必要があるのなら、技術練習や筋トレの時間を削り、ランニングを増やす。 現状を見直し、フィジカルを高める必要があるのなら、技術練習やランニングの時間を削り、筋トレを増やす。 社会人プレーヤーは、練習時間の絶対量が限られているため、こんな風に調整することになるでしょう。 そして、あなたの現状を確認するために必要なのが、『自分を見つめ直す時間』です。 今、自分に必要なのは何なのか? 今、自分が行っていることは、目標達成するための行動になっているのか? 今、自分が行っていることは、本当に効果があるのか? 練習→練習→試合→練習→・・・と日々の活動に一生懸命だと、自分を見つめ直す余裕がありません。 すると、気付かない内に目標への道から外れ、あさっての方向へ進んでいることがあります。 しかし、自分自身は一生懸命走っているつもりなので、 「こんなに一生懸命走っているのに、何でゴールが見えてこないんだ!!」と自暴自棄になったり、 「こんなに一生懸命走っているのに、何で誰も見てくれないんだ!!」と周囲に責任転嫁をし出します。 こんな状態になると最悪です。 サッカー・フットサルをプレーすること自体が嫌になってしまいます。 本当は才能のせいでも、周りのせいでもありません。 ただ、努力の方向が間違っているだけなのに・・・ せっかく一生懸命やっているのに、これは非常にもったいないことだと思います。 もし、3ヶ月も同じ練習メニューを繰り返しているようなら要注意です。 自分を見つめ直す方法は、人それぞれです。 無理に考えずボーっとして、自然の思考に身を委ねるのが良い人もいます。 逆に、サッカーノートを使って、とことん考え抜くのが良い人もいます。 旅行などでリフレッシュすると、思考が湧いてくる人もいます。 読書をすると、思考が湧いてくる人もいます。 ドライブをすると、思考が湧いてくる人もいます。 自分を見つめ直すことで、自分の考えを整理できたり、日々の活動の修正点が見つかったり、上達に対する意欲が高まったりします。 週1回くらいは、こういった時間を作ることをオススメします。 上達には、「自分で考え、実践する」ことが不可欠!! この情報を、自分で考える上でのヒントにしていただければ幸いです(^−^) ←前の記事に <サッカー上達法・目次>にもどる 次の記事に→