強いチームは、××が良い

技術レベル:★☆☆☆☆
チーム力を高めるには、どうしたらいいのでしょうか? −第112号−
私は、次のように考えています。
チーム力 = 個々の能力 × 信頼関係
個々の能力とは、プレーヤー個人の技術や戦術理解度を指します。
信頼関係とは、味方同士でコミュニケーションが取れ、お互いの考えを理解しているかどうかを指します。
つまり、チームを強くするポイントは、個々の能力を高め、味方との信頼関係を構築することにあるのです。
「信頼関係」と聞くと、何となくキレイ事のように聴こえてしまうかもしれませんね。
しかし、現実に味方同士の仲が良く、信頼関係のできているチームは強いものです。
では、信頼関係がチームにもたらす効果について、具体的に見ていきましょう。
【判断が早くなる】
例えば、あなたがボールを持ってパスを出そうとする時、味方FWはどんなパスを欲しがっているかご存知ですか?
ポストプレーをするために、クサビのパスを入れて欲しいのか?
DFラインの裏へ走りこむために、スルーパスやDFラインの裏へ落とすようなパスが欲しいのか?
サイドへ広がるために、サイドのスペースへ出して欲しいのか?
あなたが味方FWに関して何も知らなければ、FWの動き出しやゼスチャーを見て判断しなくてはなりません。
しかし、味方FWの動き方の特徴を事前に知っていれば、動き出しやゼスチャーを見なくても、パスコースのイメージを持つことができます。
つまり、その分だけ判断が早くなるのです。
例えば、味方がボールを持っている時、あなたにどのようなサポートをして欲しいと思っているかご存知ですか?
ドリブルが得意なプレーヤーなら、DFを抜いたタイミングで、パスを出せる位置に顔を出して欲しいと思っているかもしれません。
もしくは、ドリブルミスしてボールを失った時に、すぐ相手にプレスをかけられる位置にサポートに入って欲しいと思っているかもしれません。
パスが得意なプレーヤーなら、ダイレクトでパスを出せるタイミングで動き出して欲しいと思っているかもしれません。
ロングキックが得意なプレーヤーなら、大きな展開ができる位置に顔を出して欲しいと思っているかもしれません。
あなたが、味方のこういった特徴を知っていれば、適切な位置に、適切なタイミングでサポートに入ることができます。
その結果、味方の判断も早くなるのです。
【積極的なプレーを選択できる】
例えば守備時、相手ボールホルダー(ボール保持者)に対して積極的にプレッシャーをかけるのは、意外と勇気がいるプレーです。
間合いを取って、相手を遅らせる守備をしていれば、ボールを奪う確率は低いですが、抜かれる確率も低くなります。
これに対し、積極的にプレッシャーをかけにに行けば、ボールを奪う確率は高まりますが、抜かれる確率も高くなるからです。
このため、味方があなたの後ろのスペースをカバーすることで、あなたが抜かた場合のリスクマネジメントをするのが基本です。
「味方が基本を理解し、きちんと自分の後ろをカバーしてくれているのか?」
このような疑問があると、抜かれるのが怖くて、積極的な守備ができなくなってしまいます。
しかし、味方のことをよく分かっており、「自分の後ろは味方がカバーしてくれている」という信頼があれば、積極的な守備ができるようになります。
その結果、マイボールにする確率も高まるわけです。
また、局面で数的優位(2対1など)を作ってプレスをかければ、ボールを奪う確率は大幅に上がります。
しかし、数的優位を作り出すには、自分の守備の持ち場を離れる必要があるため、失敗した場合のリスクも大きくなります。
このため、空いたスペースを味方がカバーし、リスクマネジメントをするのが基本です。
このような場合も、味方を信用できないと、スペースを空けるのが怖くて、積極的にプレスに行くことはできません。
反対に、「味方がスペースを埋めてくれる」という信頼感があれば、積極的にプレスに行くことができます。
その結果、マイボールにする確率も高まるわけです。
【ゲーム中の修正ができる】
試合前にミーティングを行い、作戦を練るチームは多いと思います。
しかし、思った通りに事が運ぶことは、ほとんどありません。
たいていがプランの修正や変更を余儀なくされます。
こんな時、味方同士で遠慮し合って誰も声を上げなければ、何も改善できずに終わってしまいます。
当然、試合結果も良いものにはならないでしょう。
これに対し、味方同士でコミュニケーションがしっかり取れるチームは、試合中に話し合って、プランの修正や変更を行います。
現実に即したプランで試合を進められるので、試合結果も良いものになる確率が高くなります。
このように、チーム力を高めるには、味方同士の信頼関係が大きなポイントになります。
そして、信頼関係を築くには、コミュニケーションが不可欠です。
企業チームは別として、社会人チームのほとんどは、色々な方面から集まった人間で構成されている、いわゆる「寄せ集め」です。
このため、味方同士のコミュニケーションが希薄で、サッカー・フットサルだけの関係というチームメイトもいます。
「チーム力がいまいち」というチームは、チーム戦術をどうこう言う前に、味方同士の人間関係に着目してみてください。
コミュニケーションは取れていますか?
味方同士で遠慮し合っていませんか?
「強いチームは、仲が良い」
チーム作りには、これも一つのキーワードになると思います。
上達には、「自分で考え、実践する」ことが不可欠!!
この情報を、自分で考える上でのヒントにしていただければ幸いです(^−^)
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