スポーツ疲労の対応策 1

スポーツを行った結果として、疲労を感じることは当然のことです。 逆に疲労を感じないような練習ばかりでは、有効な技術力の向上もありませんし充実感もないでしょう。 かといって、疲労を蓄積してしまうほどの運動強度が、有効に技術力を向上させているわけでもありません。 すべては、質量のバランスなのです。

1 運動と疲労

「運動によって疲労感を伴い、競技パフォーマンスが低下した状態」がスポーツ疲労で、 疲労を蓄積させないで、その原因を把握して対処することが大切です。

2 疲労のメカニズム

要因・・・運動・休養・栄養のバランスが崩れること。(どれが多くても少なくても問題が発生)
水分は体温調節に重要で水分不足は疲労の原因になる。

1.疲労物質の蓄積
疲労物質乳酸は運動で筋肉内に留まり筋肉を酸化させ、筋活動を阻害して身体に筋肉疲労を起こす。

2.水分不足が引き起こす疲労
水分を補充することなく運動を続けると、体温の上昇が制限できなくなって疲労する。

3.栄養素の不足による疲労
筋肉は体内組織のなかに蓄えられているグリコーゲン(糖質)をエネルギーとしいる。

4.オーバートレーニングによる疲労
まじめ,熱心で凝り性,正直な執着性性格や、規律正しく良心的,責任感が強い,些細なことにこだわる強迫性格で 、目標達成のために全身全霊、徹底的に取り組んでしまうという、性格者に多いといわれる。
改善策はトレーニング質量の調節、心理面のケア。

3 スポーツ疲労の対応策

疲労のケア方法・・・運動後のクールダウンやストレッチング、アイシング

1.クールダウンで行う軽運動回復法・・・ジョギング
●効果・・・乳酸の除去が早く行える。
●方法・・・運動強度は、楽に感じる程度の有酸素運動

2.ストレッチングでリセット・・・筋肉の緊張をほぐす
運動で使用された筋肉は、容積が膨らんで張った状態になっているので、そのまま放置すると硬くなる。
ゆっくりとリラックスしながら筋肉の張りを取り除き、高まった神経の活動レベルも安静時状態に戻す。
●実施方法・・・5〜10分程度
軽いランニングから開始し、セルフストレッチングで全身をほぐす。
運動後は筋温が上昇し、筋肉や腱が伸びやすい状態になっているので、柔軟性の維持,向上には効果的。

3.クールダウンのアイシング・・・体温を下げる
アイシングを行う個所は、痛みや違和感のある部分、ケガをして回復まもない部分、酷使した部分 疲労が翌日に残りやすい部分、運動中に打撲した部分に
●実施方法・・・冷却時間は15〜20分程度
アイスパックや氷嚢が便利、氷が用意できなければ、シャワーや水道の利用
*アイシングの心理的な効果・・・緊張や興奮をほぐす

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参考:試合時の補給について(個人的なものですが参考になればどうぞ)

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